広州に来て、北部とは異なる冬の雰囲気を体験したかったが、予想外に寒波に遭遇し、気温は高いが天津の氷点下の天候とあまり変わらなかった。
広州に到着する前の日、南昌を通り過ぎ、南昌駅の近くに泊まった。ホテルに到着した時は深夜で、隣のレストランでクコの腊肉を試した。肉は脂っこいがあまり重くなく、野菜はとても新鮮だったが、他に特筆すべき点はなかった。
ここで初めて、お茶を入れるためにプラスチックのバケツを使う必要があることに気づいた。部屋の窓は立体交差点を見下ろしており、まだ仕事が残っていたため、イライラしていた。机の横にある椅子は元々部屋の中に向かって配置されていたが、窓の外が見えるように椅子を移動させた。そうすることで、この写真が撮れた。
予想外の驚きが一番嬉しいものだ。翌朝、カーテンを開けると、一面真っ白だった。自分が南昌で 20 年ぶりの大雪に出会うなんて思ってもみなかった。
雪は羽毛のように大きく、とても美しかった。朝、ホテルの前で雪と一緒に写真を撮っている人がたくさんいたが、それは小さな困難ももたらした。南方に来たので特別にネットの穴のあるスポーツシューズを履いていたが、現在の道路状況には少し苦労していた。やはり、靴は一日中びしょぬれになってしまった。
仕事を終えた後、午後に広州に向かった。運転手の師匠によると、道路には塩が撒かれており、雪はほとんど積もっていないとのことだった。南昌西駅に到着したのは午後で、駅内は人でごった返していた。列車の遅延情報がほとんど表示されていなかったので、自分は幸運だったと思った。
列車の遅延により、焦っている人々を見て、自分は少し恥ずかしく思った。列車の中で母子と乗務員が議論しているのを目撃したが、おそらく列車の遅延のせいで乗り換えの列車に乗り遅れたようだった。
彼らは宿泊施設やその他の損失について誰が責任を負うのか尋ねたが、乗務員は当然ながら責任を負えなかった。これは不可抗力であると説明しても効果がなかったため、列車長が救世主として駆けつけた。
列車が遅れたため、広州に到着したのは深夜だった。風が吹き、細かい雨が降っていた。羽毛のコートは余分なものがなく、南駅の近くにはチェーンホテルがなかった。写真で目立つようなホテルを見つけて徒歩で向かったが、期待とは異なるものだった。お腹がすいていたので、たまたま近くに広東料理のレストランがあり、田鶏の粥と炒め野菜を注文した。
思っていたのとは違う田鶏だったが、肉はとても柔らかく、少し濃い味がしたが、鮮やかな味が引き立っていた。
翌朝、前日の夜に傘を持っていなかったため、雨に濡れてしまった。翌日、コンビニで傘を買い、地下鉄駅まで約 100 メートルの距離を歩いた。
いくつかのランチも印象的だった。最後に私の「田園鶏」を食べることができた。これは以前に見たことのない食べ方で、大体は津派の涮肉の「手切り鶏」と同じだが、南方の特色のある調味料に変えられている。ごま醤油を添えるとおいしいだろう。この食べ方の利点は肉が非常に柔らかいことで、唯一の欠点は噛むのが少し難しいことだ。後で山東で重慶火鍋を食べた時に、直接鶏肉を食べるという似たような食べ方をしたが、その時の鶏肉は柔らかすぎて、鶏肉の味がなくなってしまった。もう一つは、炊飯器で炊いた煲仔飯を食べたことだ。おそらく正統なものだが、野菜がなく、一人で一つの鍋は少し飽きた。他のいくつかの食事は特筆すべきものではなく、全国的に統一された味だった。個人の選択の問題かもしれないが、広州の料理は甘すぎるという固定観念には合わなかった。
やらなければならないことがたくさんあったので、屋外では広州のさまざまな交通手段を切り替えながら移動していた。歩く以外はほとんど地下にいたため、宿泊施設以外では珠江を見ることしかできなかった。後で知ったが、私が泊まった場所は魯迅先生の住んでいた小白楼からほんの少し離れていることがわかった。
この広州旅行は、珍しい寒さに遭遇したため、本来なら温度差からくる新鮮さを体験することができなかった。よく考えてみると、広州と以前に訪れた他の都市とのわずかな違いを見つけるのは、おそらく地下鉄の三ヶ国語の放送だけだった。